【S20使用構築】最終2004-96位 水流霊龍カバサンダーナットウツロ

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【はじめに】

皆さんこんにちは。みんらいと申します。

今回、初めてのレート2000及び最終2桁を達成出来たので構築記事を書きました。

 

【構築経緯】

S18・S19は不毛なサンダーミラーやポリゴン2対面を避けるために霊獣ボルトロスライコウを使用していたが冠環境最終シーズンということもあり最後はサンダーを使って結果を残したいと思った。

また、環境にHBやHDのサンダーも増えており半端な数値受けで受けてこようとする相手に対して火力のある型で制圧していきたいと考え、特化珠サンダーから構築を組んでくことに決めた。

サンダーを使うに当たって補完の取れている取り巻きを考え、とりあえず完成度が高く強さの保証があるカバサンダーナットウツロの並びを試してみたところ使用感がかなり良くこの4匹をベースにあと2匹を決めることにした。

個体紹介で後述するがサンダーのSを落としている関係で構築全体が低速気味のため、サイクルの中で高速・高火力で相手に負荷をかけていけるような2匹を考えており、霊竜技の一貫ができたときに凄まじい制圧力のある特化鉢巻ドラパルトを採用。この5匹だとポリゴン2や鋼タイプが重かったのとフェローチェヒヒダルマやブリザポスに不利をとる場面が多かったので、これらに強く出ることができ相性補完にも優れているスカーフ水ウーラオスを採用し構築が完成した。

 カバルドンサンダーナットレイウツロイドドラパルトウーラオス

 

【個体紹介】

カバルドン

https://projectpokemon.org/images/shiny-sprite/hippowdon.gif

性格:腕白

特性:砂起こし

実数値:215(252)-132(0)-187(252+)-×-93(4)-67(0)

持ち物:オボンの実

技構成地震/氷の牙/鈍い/怠ける

・HB : 特化

エースバーンやランドロスカイリューミミッキュなど幅広い物理受けとしてHBカバルドンを採用。持ち物は様々な確定数をずらすことのできるオボンの実を持たせた。技構成はタイプ一致の地震、地面技無効と氷4倍勢に打つ氷の牙と鈍い、怠ける。鈍いを採用することにより物理アタッカーを起点にして積んでいき自身もエースとなったり相手を詰ませたりとかなり強かった。また、ダイアースでDを上げることにより特殊方面も相当硬くなりポリゴン2すらも起点にできるようになる。すなおこしの定数ダメージで確定数をずらしたりカイリューのマルチスケイルや気合の襷を潰したりと優秀なポケモンだった。

 

サンダー

https://projectpokemon.org/images/shiny-sprite/zapdos.gif

性格:控えめ

特性:静電気

実数値:189(188)-×-105(0)-194(252+)-110(0)-129(68)

持ち物:命の珠

技構成ライジングボルト/暴風/ボルトチェンジ/羽休め

・H : 10n-1(命の珠ダメージ最小)

・C : 特化

・S : +1で最速アーゴヨン抜き程度

 

本構築の絶対的エース。技構成は暴風、対面操作ができるボルトチェンジ、羽休めは確定で残り1枠は元々熱風を採用していたが打つ場面が全く無く、ボルトチェンジ媒体のダイサンダー(120)では威力が物足りなかったためライジングボルトを採用した。これによりサンダーにウツロイドを受け出してくる相手に対してダイジェット→ライジングボルトダイサンダー→で確定で落とすことができる。ダイジェット受け出しからダイマックスをしてきた場合でも珠ダメ調整でHに振っているためダイサンダー→ダイロック耐え→砂下ダイサンダーで打ち合いに勝てる。またダイマックスが終わったあともエレキフィールドが残っている限り威力140のライジングボルトを打てるのでそれが生きる場面は数多くあった。

構築的にウーラオスやラム持ちのエースバーン、ランドロスカプ・レヒレを誘いやすいのか初手に出されることが多く、こちらはサンダー出しがかなり安定することに気がついてから勝率が爆上がりした。Sを落としているためウーラオスなどに上を取られてしまうがそもそも引いてくるし元々低速気味のサイクルを多く使ってきたため気にならなかった。初手サンダーミラーは相手の構築を見てダイマックスしてきそうならウツロイドに引く、耐久型のように見えたらボルトチェンジからドラパルト出しなどをしていた。

特化珠サンダーに対してギリギリ受けてくるHDポリゴン2HDクレセリアやガラルヤドキングなどのいる構築に対してはボルトチェンジや後述のドラパルト、ウーラオスの蜻蛉返り、ウツロイドステルスロックで少し削りつつサンダーを通していくことを意識して立ち回った。かなり対策されているポケモンだが8割くらい選出したし特化珠サンダーの火力を考慮していない立ち回りをしてくる相手も多く環境的には通りは良かったのかなと思う。

冠環境最終シーズンでサンダーを使ってよかった。

 

ナットレイ

ferrothorn.gif

性格:呑気

特性:鉄の棘

実数値:181(252)-114(0)-201(252+)-×-137(4)-22(0)

持ち物:食べ残し

技構成:ジャイロボール/鉄壁/ボディプレス/宿木の種

・HB : 特化

 

普通のHBナットレイ。持ち物は食べ残し、技構成もごく普通で鉄壁、ボディプレス、宿木の種、フェアリー勢やドラパルトなどに対する打点としてジャイロボールを採用した。ボックスに眠っていたS0個体を持ってきて使っておりナットレイミラーや技構成で困ったことがあれば変更しようと思っていたがナットレイミラーは起きなかったし、その他も困ることがなく最終日を迎えた。

選出率としてはおそらく一番低かったがカプ・レヒレミミッキュウツロイドなど誤魔化せるし選出誘導もそれなりにしてくれていたと思う。

鉄壁ボディプレスは強かったし宿木の種は貴重な回復ソースとして有限サイクルの補助をしてくれた。

 

ウツロイド

https://projectpokemon.org/images/shiny-sprite/nihilego.gif

性格:臆病

特性:ビーストブースト

実数値:185(4)-×-77(76)-169(176)-152(0)-170(252+)

持ち物:パワフルハーブ

技構成:メテオビーム/ヘドロウェーブ/草結び/ステルスロック

・CS : ビーストブーストでSが上昇する調整

・B : 物理技に対して少しでも抗うため余り

 

こちらも普通のパワフルハーブウツロイド努力値調整に関してはこれも冠環境初期に育成した個体をそのまま使ったため改善点はあるかもしれないが対戦の中で困ったことはなかった。技構成はメテオビーム、威力重視のヘドロウェーブ、水や地面に打つ草結び、最後の枠はサイクル戦を有利に進めたり削りを入れることによりHDポリゴン2などに対してサンダーのダイジェットの確定数をずらしたりできるステルスロックを採用。ダイウォールとしても多く使用し立ち回りの幅が広がったためこの技の採用は正解だったと思う。

幅広い特殊攻撃を受けつつ裏に負荷をかけていくことができメテオビームとビーストブーストでCSを上げウツロイドで相手を半壊させる試合も多くあり改めてこのポケモンの強さを感じた。

 

ドラパルト

https://projectpokemon.org/images/sprites-models/swsh-normal-sprites/dragapult.gif

性格:意地っ張り

特性クリアボディ

実数値:163(0)-189(252+)-95(0)-108(0)-96(4)-194(252)

持ち物:拘り鉢巻

技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/大文字/蜻蛉返り

・A : 火力重視で特化

・D : DL調整

・S:準速

高速・高火力アタッカー。技構成はドラゴンアロー、ゴーストダイブは確定で、対面操作や襷削り、ミミッキュの皮剥ぎもできる蜻蛉返りを採用。残り1枠はナットレイが重いため大文字を採用した。S18・S19は特殊珠や食べ残し身代わり竜舞などを使っていたがダイマックス前提の動きが弱かったり食べ残しをナットレイに取られたりした事から型を悩んでいた。構築相談に乗ってもらっていたしざよさんから進められた鉢巻ドラパルトを試してみたところ使用感が良くこの型に決めた。ちなみに先述したのろいカバルドンもしざよさんが使っていた型。環境に多いランドロスの威嚇に対してクリアボディが生きる場面が多くこの特性にして正解だった。性格はHBドヒドイデに乱数2発、ナマコブシに確定2発を取れたりと火力を重視して意地っ張りにした。構築的に重めであるカプ・コケコや準速フェローチェの上から動けたりドラパルトミラーで負けることもあったため好みで陽気にしても良いと思う。

ドラパルトを使うにあたってやはりきついのがポリゴン2やカプ系統、ミミッキュなどのポケモンなので相手の裏を見て蜻蛉返りなどで対面操作して裏のポケモンで処理したり削りを入れて一貫を作りドラパルトを通していくことを心掛けた。

 

ウーラオス(れんげきのすがた)

https://projectpokemon.org/images/sprites-models/swsh-normal-sprites/urshifu-rapid-strike.gif

性格:意地っ張り

特性:不可視の拳

実数値:175(0)-200(252+)-121(4)-×-80(0)-149(252)

持ち物:拘りスカーフ

技構成:水流連打/インファイト/冷凍パンチ/蜻蛉返り

・A : 火力重視で特化

・S:準速(スカーフ込みで最速フェローチェと同速程度)

上記5匹で重い氷タイプやノーマルタイプの数値受けに対して強く出ることのできる水ウーラオスを採用。技構成は水流連打、インファイトは確定で、氷4倍勢に打つ冷凍パンチ、対面操作のできる蜻蛉返りを採用した。スカーフを持たせることでエースバーンやウツロイド、ドラパルトやフェローチェのような幅広い高速アタッカーの上から殴ることができスイープ性能も高い。毎回負けていたブリザポス入り構築にも負けることがなくなりとても優秀だった。性格は陽気でも良いがダイマックスしたエースバーンやウツロイドに対して水流連打が乱数1発で落とせることを重視して意地っ張りにした。エースバーンの火炎ボールやキョダイカキュウ、ウツロイドのメテオビームやダイロックに受け出してダイマックスを切らなくても水流連打で処理するという今まで出来なかった処理ルートを取ることができるようになったことがスカーフを持たせた一番の強みだったと思う。

正直、水ウーラオスドヒドイデクレセリアで止まったりサンダーの静電気でほぼ確実に麻痺したりとタイプは優秀だが信用できず使うのを拒絶していたが裏を見て蜻蛉返りで有利対面を上手く作ったりサンダーに対してはできるだけ触れないように注意して動かしてあげることにより勝率はかなり上がった。構築によってはかなり水ウーラオスの攻撃が一貫していることも多かったため、選出率も高めだった。

 

【選出】

基本選出はないため柔軟に通りそうなポケモンを選んでいく。

サンダー初手@2が多かった。

ヒヒダルマフェローチェ入り構築→ウーラオス初手@2

ブリザポス入り→尻尾レヒレ等から展開してくることが多くサンダーウツロイドウーラオスで選出していた。

ラグラージカバルドン展開構築→サンダードラパルト初手@2で出し殴りつつ蜻蛉返りで欠伸ループに入らないようにしていた。

サンダーポリゴン2ウーラオスヤドキングランドロスカプ・レヒレのような構築→サンダードラパルト+ウツロイドorウーラオス

エースバーンサンダーミミッキュカプ・レヒレポリゴン2+ウーラオスorマンムーのような対面構築→サンダーウーラオス@1

 

【重いポケモン・構築】

 

パッチルドンカプ・コケコカイリュードラパルトテッカグヤヒヒダルマフェローチェナットレイツンデツンデ

純正受けループがきつかったがほぼ居ないし当たったら気合で勝つようにしていた。

 

【おわりに】

最後の冠環境でずっと目標にしていたレート2000を達成、更に最終2桁順位で終えることができ、本当に嬉しいです。2000を超えてから潜るのを止めてしまいましたが上位勢の方々とも対等に渡り合えていたので次からは更に上を目指して挑戦していきたいと思います。

構築相談に乗って下さったしざよさん、本当に感謝しています。ありがとうございました!

次シーズンからルールが変わり新シリーズになりますが、伝説環境は好きだったのでまた禁止伝説ポケモンを使えるのがとても楽しみです。

ここまで見て下さった方、ありがとうございました。

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追記

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