【S6使用構築】最終R2011-202位 悪テラス鉢巻パオジアン軸高火力サイクル

【はじめに】
みなさんこんにちは。みんらいです。
今期も順位としては納得のいくものではありませんが最低限の目標であるR2000は達成することが出来たので構築記事を書きました!
最後まで読んで頂けると嬉しいです。


【構築経緯】
前期は考察が足りず採用に至らなかったが、見た目や性能が1番好きなパオジアンから構築を組みたいと考えていた。
その中で後投げから受けられるポケモンがほぼ存在しない拘り鉢巻を持たせた悪テラスタルのパオジアンの超火力に魅了されこれを軸に構築を組んでいくことにした。

次に、前期使用感の良かった食べ残しを持たせたムンフォショック瞑想身代わりハバタクカミにブーストエナジーを持たせる事で受け崩しだけではなくさらに汎用性を持たせられるのではないかと考え調整を変え回してみたところかなり強かったので構築に取り入れる事にした。

続いてハバタクカミと同じく前期使用感の良かった
カイリューに強くパオジアン等の物理を誤魔化せるHBロトム
・テツノツツミ、イーユイ、テツノドクガ等その他特殊に強いチョッキテツノカイナ
この2匹を今期もクッション兼対面操作からアタッカーを通していく役割として採用。

対面操作から繋ぐ高火力アタッカーとしてパオジアンと同じく受け出しがほぼ不可能な拘り眼鏡を持たせたイーユイを前期に続いて今期も使用していたが、上から動かれて思うように通せない事や、相手のパオジアンに怯みを含め好きに動かれて後手に回る展開が多かった為、こちらから押し付けられるよう持ち物を拘りスカーフに変更したところかなり使用感が良かった為採用した。

最後に上記5匹ではハバタクカミが重すぎた為、これに強い枠を探していたが、眼鏡、スカーフ、ブースト甘える瞑想等型の多様化が進んでいるハバタクカミに安定して受け出すことができるHDアーマーガアを採用し構築が完成した。


【コンセプト】
ロトム、アーマーガア、テツノカイナの対面操作技から有利対面を作りパオジアン、ハバタクカミ、イーユイを通していく。

 

【役割】
パオジアン 物理高火力アタッカー
イーユイ 特殊高火力アタッカー
ハバタクカミ 受け崩し、スイーパー
ウォッシュロトム 物理受け
テツノカイナ 特殊受け
アーマーガア 物理特殊を幅広く


【個体紹介】

パオジアン

テラスタイプ:
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
実数値: 155-187(252)-109(68)-x-85-179(188)
持ち物:拘り鉢巻
技構成:氷柱落とし/噛み砕く/氷の礫/不意打ち

 

-調整意図-
A:火力重視で特化
HB:カイリューの鉢巻神速確定耐え
S:最速テツノドクガ抜き

 

-ダメージ計算-
鉢巻悪テラス噛み砕く
・HB252ヘイラッシャが残飯込みで乱数2発(45.7%)(実際は守る挟まれる)
・HB252ウィンディが威嚇込みで確定2発
・HB252キョジオーンが残飯守る込みで確定2発
・HB252ウルガモスが確定1発
・無振りセグレイブが確定1発程度

・テラス無し鉢巻噛み砕くでHB252サーフゴーが確定1発

氷柱落とし
・HB252ディンルーがオボン込みで確定2発
・HB252カバルドンが乱数1発(43.7%)
・H4振りカイリューが飛行テラス後マルチスケイル込みで乱数1発(75.0%)

・H4振りハバタクカミが鉢巻氷の礫で乱数1発(18.7%)

・H4ハバタクカミがフェアリーテラス後、悪テラス鉢巻不意打ちで確定1発

 

構築の軸。技構成は氷柱落とし、噛み砕く、不意打ちは確定で、最後の枠は聖なる剣も検討はしたが打つ場面が殆どなく、不意択にならずに先制技で縛れるよう氷の礫を採用した。
テラスタイプはコンセプトの悪。
高速・高火力の破壊神。鉢巻悪テラス噛み砕くの威力は破格でHBキョジオーンやヘイラッシャを2発で沈めることができる。

流石に環境トップメタの為、有利対面を作ってもパオジアンを意識したテラスタルで奇襲されたり誤魔化される展開は多いので裏に引き先を確実に用意して相手に圧力をかけてテラスタルを強要させることで試合の展開を有利に進めていくことを意識して立ち回った。
受けループはドヒドイデ、ヘイラッシャ、ハピナスのような選出をされることが多かったので後述するハバタクカミと合わせてヘイラッシャにテラスタルを切らせるとハバタクカミが通る、ハピナスにテラスタルを切らせるとパオジアンが通る展開を意識した。
1ヶ月使用してみて本当に強かったしもっとパオジアンを活かせるような構築ができれば最終順位ももう少し上に行けたのではないかと思う。


ハバタクカミ

テラスタイプ:
性格:臆病
特性:古代活性
実数値:149(148)-54(A0)-92(132)-176(164)-156(4)-179(60)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース/サイコショック/瞑想/身代わり

 

-調整意図-
HB:後述の物理技に対する身代わり意識
C:11n C<S
D:余り(瞑想意識の偶数)
S:ブースト無し状態で最速テツノドクガ抜き

 

-ダメージ計算-
・+3サイコショックでHB252ウルガモスが確定2発程度

・特化カイリューの鉢巻地震確定耐え
・臆病ハバタクカミの眼鏡フェアリーテラスムーンフォース93.7%耐え

物理技に対する身代わり
・チオンジェンのイカサマ99.6%耐え
・A4振りキョジオーンの塩漬け確定耐え
・水テラス時A4振りキョジオーンのヘビーボンバー確定耐え
・水テラス時A4振りドヒドイデアクアブレイク確定耐え

瞑想時身代わり
D+2
・臆病イーユイの火炎放射確定耐え
・臆病テツノドクガのヘドロウェーブ86.4%耐え
・臆病キラフロルのヘドロウェーブ99.6%耐え


前期使用感の良かった食べ残しを持たせたムーンフォースサイコショック、瞑想、身代わりのハバタクカミの調整を変更してブーストエナジーを持たせた型。

残飯型はほぼHBだった為素早さが遅かったり火力が足りなかったりと動かし辛い点も多かったが、ブーストエナジーによるS上昇と併せて火力と耐久にも程よく努力値を回せた事により、胞子系やチオンドヒド、ハピナス等を起点にできる受け崩しの性能はそのままで、龍の舞を積んだカイリュー等の上から動くことができるなど終盤の詰め性能も上がり汎用性を高めた。
Sラインを最速テツノドクガ抜きにすることでSブーストテツノドクガやスカーフイーユイの対面で瞑想を積んでいくことで起点にできる動きが本当に強い。

水テラスと合わせることでよりその動きが安定する。構築上よく出されるウルガモスに対しても身代わりを残しながら突破できたりと相手から見えにくい対策になっておりとても強い動きだった。
サイクル構築において一度出したら引きにくくなるイメージがあったブーストエナジーは正直好みでは無かったが、実際に使ってみると本当に優秀な持ち物だった。
その他、ブーストからの身代わりで剣の舞を積んだパオジアンの不意打ちを透かして拾う試合も多くあり強い動きだった。
カバイーユイ@4みたいな構築にはほぼイーユイ初手+カバルドンのような選出をされるので強気に初手出しする場合もあった。
Sラインを最低限しか振ってない関係でミラーは大体上を取られていた為、ブーストカミミラーに強くしたい場合はテラスタイプを水ではなく炎にするのも良いと思う。今回の構築はミラーはできるだけせずに後述するアーマーガアで相手のハバタクカミを一度流してブーストを解除してから展開するなど立ち回りを工夫していた。
水テラスタルの良いところは相手の炎耐性は変わらずにドヒドイデアクアブレイク、ヘビーボンバー採用のキョジオーンにも身代わりを残して起点にできる、イルカマンのジェットパンチを耐えて突破できる等優秀な点は多い。
扱いは難しかったが本当に強かった為、引き続き来期の構築にも取り入れるかもしれない。


イーユイ

テラスタイプ:フェアリー
性格:控えめ
特性:災いの玉
実数値: 131(4)-x-124(188)-193(164)-141(4)-139(148)
持ち物:拘りスカーフ
技構成:火炎放射/悪の波動/オーバーヒート/テラバースト

 

-調整意図-
HB:特化カイリューのノーマルテラス鉢巻神速最高乱数以外耐え
C:出来るだけ高く
S:スカーフ込みで最速テツノツツミ抜き
D:余り


パオジアンと並ぶ高火力・高速アタッカー。技構成は普通だがフェアリーテラスタルにすることで耐性を変えながらガブリアスやディンルー等に奇襲をかける。
シーズン中盤までは拘り眼鏡を持たせていたが、イーユイ+クッション枠2匹の選出になった際に相手のパオジアンやミミッキュに上から動かれて負ける試合が多かった為、拘りスカーフに変更した結果、かなり立ち回りの幅が広がった。

初手に置きやすくなったことでパオジアンに対してもフェアリーテラスタルを切ることで対面を勝ちながら裏へ負荷をかけていき試合の展開を有利に進めていくことができる。

スカーフを持っていてもブーストハバタクカミ、テツノドクガ、テツノツツミ等には上を取られてしまうが、アーマーガア、テツノカイナ等で一度流すことでイーユイの一貫を作ることで対応できる。
ただ、やはり眼鏡イーユイを長く使っていた関係で火力が少し足りず(その感覚はおかしいが)初手ディンルー対面でオボンの実込みで次ターンテラスタルを切られてヘビーボンバーで倒してくるような動きをされるようになったので2ターン目にはそれを見越してアーマーガアに引くなどの立ち回りをする必要があるのは眼鏡イーユイとの違いだった。
しかしスカーフにしたことでR2000は達成できたのでこの変更は間違っていなかったと思う。


ウォッシュロトム

テラスタイプ:
性格:呑気
特性:浮遊
実数値:157(252)-x-174(252)-125-128(4)-95
持ち物:オボンの実
技構成:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/イカサマ/鬼火

 

-調整意図-
HB:物理受けの為特化
D:余り

 

-ダメージ計算-
ボルトチェンジでD4振りテツノツツミが確定1発
・特化カイリューの鉢巻ノーマルテラス神速オボン込みで2耐え
・特化パオジアンの鉢巻悪テラス噛み砕く確定耐え

 

前期から愛用しているオボンの実を持たせたHBウォッシュロトム。前期との変更点はミラーや遅いカイリューの下からボルトチェンジを打つ為Sに下降補正を掛けた。

それ以外はスタンダードな構成で特に多く語ることはないが、カイリューに対して後投げから鬼火を入れたりマルチスケイルを削ってパオジアン等に繋ぐ重要な役割を今期も担ってくれた。

先述したイーユイを拘りスカーフにしたことでテツノカイナを一撃で倒せなくなった為、構築上かなり重くなってしまったのでテツノカイナには鬼火を入れて誤魔化していた。

その他出てくると対処が難しいガブリアスやイダイナキバの地面技を透かしたり機能停止にする動きはこのポケモンにしかできないのでこの構築になくてはならない存在だった。

 

アーマーガア

テラスタイプ:
性格:腕白
特性:ミラーアーマー
実数値:205(252)-107-143(36)-x-133(220)-87
持ち物:食べ残し
技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/蜻蛉返り/羽休め

 

-調整意図-
HBD/(B +D)の効率の良い数値

 

-ダメージ計算-
・H4振りハバタクカミがアイアンヘッドで確定1発
・B64振りパオジアンがボディプレスで確定1発

・特化フェアリーテラスメガネムーンフォース確定3発(34.7〜42.0%)
・臆病眼鏡シャドーボールを残飯込みで82.0%で耐え
・臆病眼鏡マジカルフレイム→C-1マジカルフレイムを残飯込みで43.7%で耐え程度

 

構築上相手のハバタクカミが重すぎた為、最後に入ってきた枠。HDベースにすることでハバタクカミの眼鏡フェアリーテラスムーンフォースも受け出しから流すことができる。耐久面はそこまで過信できない為、より安定した動きができるよう食べ残しを持たせた。
技構成はハバタクカミ意識のアイアンヘッド、対面操作技の蜻蛉返り、羽休めは確定で、残り1枠は追い風等検討したがパオジアン、ディンルー、トドロクツキや交代際のイーユイに打つボディプレスが欲しい場面が多かった為これで完結した。

テラスタイプはテラス後もハバタクカミに対しての性能を落とさないこと、テツノドクガやイーユイの炎技に対してテラスタルを切って無理やりサイクルを回せる、パオジアンの氷柱落としによる運負けを減らすことができる点から炎テラスタルを採用した。
型の多様化が進んでおり対処の難しいハバタクカミに対して1番安定した受け出しができ、そこから対面操作をしてアタッカーに繋ぐという自分のしたい動きができるのはこのポケモンだけだと思っている。
特性のミラーアーマーがあることでマジカルフレイムを打たれても羽休めをしているだけで眼鏡持ちでも受けられたり、甘えるのAダウンも無効にでき突破できないというような事がないのが本当に強かった。
ハバタクカミ入りの構築はほぼ必ず出されるのでこちらも舐めずにアーマーガアをしっかり出す事が大事。
アーマーガアは気づいたら構築に入っておりSVになってから見た目も性能も本当に好きなポケモンになった。

 

テツノカイナ

テラスタイプ:
性格:意地っ張り
特性:クォークチャージ
実数値:229-211(252)-128-x-120(252)-71(4)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:ワイルドボルト/ドレインパンチ/地震/ボルトチェンジ

 

-調整意図-
A:火力重視で特化
D:特殊受けの為特化
S:ミラーやディンルー意識で余り振り

 

-ダメージ計算-
・B4振りキノガッサドレインパンチ+ワイルドボルトで確定で倒せる
・耐久振りスカーフイーユイがドレインパンチで確定1発

 

こちらも前期に引き続き採用。環境に多いテツノツツミ、テツノドクガ、イーユイ等に受け出しから行動ができ、その他電気・格闘という優秀なタイプがある事で悪タイプ全般やセグレイブ、ヘイラッシャ等その他にも幅広く対応できる。前期からの変更点としては火力を出すために雷パンチをワイルドボルトに変更したことと、キノガッサが構築上どうしようもなかった為テラスタイプを草に変更した。

これによりチオンジェンやモロバレル等胞子系の起点になり辛くなったり、苦手な地面技を半減にすることができるなど良い面はあった。

しかしテラスを切ってしまうとイーユイ等本来の役割対象である相手に抜群を取られるようになったり、パオジアンの氷柱落としを耐性を変えて誤魔化す事ができなくなりマイナスな面の方が目立ったがキノガッサを完全に切ることはできないので仕方がなかった。
このポケモンも2シーズン使って本当に強かったし多くの勝利に貢献してくれて感謝している。


【重いポケモン・構築】
キノガッサ
襷・Sブーストイダイナキバ
チョッキテツノカイナ
チョッキディンルー
残飯ビルドイルカマン
ソウブレイズ
エスパトラ

ニンフィア

キラフロル

毒菱展開(ハバタクカミに毒が入らないようにしたい)


【選出】
コノヨザル・ディンルー展開 イーユイ+@2
キョジオーン入 ハバタクカミorパオジアン+@2
受けループ ハバタクカミ+パオジアン+@1
カイリュー入 ロトムorアマガ+@2(基本ロトムカイリュー+ハバタクカミ入りにどうしても出せそうにない場合はアーマーガアで誤魔化す)
チオンジェン+ドヒド・ドクガ ハバタクカミ+@2
ハバタクカミ入 アーマーガア+@2
ミミッキュ入 ロトムorアーマーガア+@2


【結果】
TN:みんらい 最終R2011-202位

 

【レンタルパーティ】


【さいごに】
S6は最終日に昼夜どちらも仕事があった為、前日に追い込みをかけるつもりでしたが、思うように順位が上がらず最終R2011-202位という微妙な結果となってしまいました。しかし最低限R2000を超えられたことは良かったかなと思います。
S7の理想はできるだけ継続的に高い順位を維持しつつレベルの高い対戦を多くこなしていきたいです!
上を目指すには足りない部分は多いと感じるのでS7も構築記事をしっかりと読むことから始めていきたいと思います。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

 


※追記
僕のYouTube channelです!
配信等頑張ってやっていきますので見に来てくれると嬉しいです!
その他、何かあればTwitterのDM等で質問して頂ければと思います。

 

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