【はじめに】
皆さんこんにちは。みんらいです。
S25で4回目のレート2000を達成することが出来たので構築記事を書きました。
最後まで見て頂けたらうれしいです。
【構築経緯】
S25はシーズン中盤に何故かイベルタルが急増していたが、終盤になるにつれて数を減らし、ザシアン・カイオーガなどの伝説が増え始めており、最終日付近はザシアン・日食ネクロズマ・カイオーガ・ムゲンダイナなどが中心の環境になると予想していたためそれらの伝説に強い黒馬バドレックスを軸に構築を組もうと考えた。
黒馬バドレックスを使う上での型選択だが、S17の時に使用していたHBCベースのスカーフ黒バドレックスがザシアン+サンダーの並びに強く出ることができると思い採用。
S17の黒バドレックスの調整は陽気ザシアンの巨獣斬確定耐え調整だったが現環境は特化しか居なかった為、更に耐久に振らなければならなかった。しかしこれ以上耐久に努力値を割くことができないギリギリの調整だったため変更は断念。そこでザシアンへの安定した引き先となり黒バドレックスを止めてくる取り巻きのポリゴン2に対しても強いHBヨプヒードランを採用。
次にザシアンをある程度見れて取り巻きで必ず選出される悪ウーラオスの受け先としてHBサンダーを採用。
この3匹をザシアン軸への基本選出とした。
次にイベルタル軸やジガルデ、カイオーガなどに対して対面打ち合うことのできるHAチョッキマリルリを採用。
次に黒バドミラーやカイオーガ、日食ネクロズマに強く、黒バドをメタモンにコピーされた際に切り返すことのできるAS襷悪ウーラオスを採用。
最後に電気の一貫を切れる+ホウオウや構築単位で重いエースバーンに強く出ることができるランドロスを採用。黒バドレックスと並ぶエースとして運用するためASで命の珠を持たせた型に決定。構築が完成した。
【コンセプト】
・サイクルの中でスカーフ黒バドレックス・珠ランドロスを通していく。
・ランドロス+黒バドレックス+ウーラオスのような対面的な動きも意識していく。
【個体紹介】
バドレックス(黒馬上の姿)
性格:控えめ
特性:人馬一体
実数値:191(124)-×-117(132)-235(228)-122(12)-172(12)
持ち物:拘りスカーフ
技構成:アストラルビット/サイコショック/リーフストーム/トリック
・H:定数ダメージ最小
・HB:陽気ザシアンの巨獣斬確定耐え(83.7~99.4%)
陽気ランドロスの珠ダイジェット最高乱数以外耐え(84.2~100.0%)
特化珠エースバーンのダイジェット確定耐え(78.0~92.6%)
特化珠ミミッキュの影打ち最高乱数以外耐え(84.2~100.5%)
特化エースバーンの不意打ちDM時確定耐え(65.9~78.5%)
特化ウーラオスの不意打ちDM時確定耐え(70.1~84.8%)
・C:できるだけ高く
H252-D132ザシアンをアストラルビットで確定2発程度
無振りサンダーを玉ダメ込でアストラルビットで高乱数2発程度
・HD:特化珠サンダーのダイジェット81.2%で耐え(86.3~102.6%)
・S:準速エースバーン抜き
今期の禁止伝説級枠。技構成はアストラルビット、ハピナス・ラッキー等の特殊受けやチョッキカイオーガ意識のサイコショック、ラグラージ、ガマゲロゲや水ロトム・カイオーガに打つリーフストーム、受けポケモン等への行動阻害やダイウォールの媒体となるトリック。
調整はHBCベースで、陽気ザシアンの巨獣斬耐え調整だったが環境には特化ザシアンしか居なかった為、初手対面した際に一撃で倒される危険性があったがこれ以上耐久に努力値を割くと役割対象のエースバーンやランドロス、サンダーに対してダイジェットを一回耐えてアストラルビット2発で倒せるという強みを活かせなくなるので後術するHBヒードランをザシアンに対する引き先として用意した。ザシアン+ポリゴン2のような構築に対して初手ザシアン-黒バド対面で相手が突っ張ってきてもポリゴン2引きに対してもヒードラン投げが安定になる。特化ザシアンに対して突っ張ることはできないがミミッキュの珠影打ちやDM時、エースバーン・ウーラオスの不意打ちを耐えたりと相手視点見えない耐久調整が生きる場面は数多くあり、それが勝利に繋がった。
今期は黒バドレックスがかなり数を減らしていたため対策の甘い構築も多く、予想していたより黒バドレックスの通りは良かった。
サイクルの中で黒バドの一貫を作って黒の嘶きを発動させればとてつもない火力で全抜きしたり、トリックにより受けポケモンやゼルネアスの行動を制限する動きもできたり、ダイホロウのBダウン、ダイソウゲンのグラスフィールドで後続のポケモンの補助をしたりととても器用な立ち回りができ、久しぶりに使ったがこのポケモンは本当に強いと改めて感じた。
サンダー
性格:図太い
特性:静電気
実数値:197(252)-x-150(252)-145-111(4)-120
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ボルトチェンジ/暴風/熱風/羽休め
HB:物理受けのため特化
HB特化のサンダー。技構成は暴風、対面操作で黒バドを安全着地させるボルトチェンジ、ナットレイやザシアンに対しての打点として熱風、羽休め。
持ち物は襷を潰したり黒バド、ランドロスの圏内まで削りを入れる為ゴツゴツメットを採用した。
主に黒バドレックスに対して必ず出てくるウーラオスに対しての引き先として採用したがその他も幅広い物理ポケモンに対しての役割を担ってくれた。レート2000はサンダーが居ないと行ったことがないので自分には必要不可欠な存在なのかもしれない。
ランドロス
性格:陽気
特性:威嚇
実数値:165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
持ち物:命の珠
技構成:地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣の舞
A:火力を出す為振り切り
S:カイオーガやレシラム等の最速90族意識で最速
技構成はスタンダードな構成で地震、空を飛ぶ、岩雪崩、剣の舞。ホウオウやエースバーンに対して強く出ることができるポケモン。珠+剣舞ダイジェットの威力は破格で、有利対面で積むことができればとてつもない破壊力だった。構築はサイクルベースの戦い方をするが、ランドロスの初手ダイマックスで荒らしスカーフ黒バド、襷ウーラオスで詰めていくという動きもできる。耐久は無振りなので安易な受け出しはできないが、威嚇を絡めてサイクルを回し後続の補助も出来たりと、とても優秀だった。
ヒードラン
性格:図太い
特性:炎の体
実数値:197(244)-x-173(252)-150-126-99(12)
持ち物:ヨプの実
技構成:マグマストーム/ラスターカノン/ボディプレス/挑発
HB:ザシアン等意識でほぼ特化
S:余り
・H252バンギラスにボディプレスが確定2発(77.2%~92.7%)
ザシアンに対する安定した受け先となるHBヒードラン。持ち物はインファイト採用個体に対しても居座れるようにヨプの実を持たせた。ヨプの実はザシアン以外にもエースバーンやウーラオスの格闘技に対しても生きる場面が多く、相手視点見えない勝ち筋として拾った試合が幾つもあった。特性はザシアンや物理アタッカーに対して火傷を入れて機能停止にできるように炎の体を採用。相手視点貰い火のケアをして炎技は打たれないし、トレースポリゴン2に対しても役割を遂行でき炎の体の採用は正解だった。技構成はマグマストームと受けポケモンに対しての挑発は確定で残り2枠は黒バドを見て必ず出てくるバンギラス意識のボディプレス、フェアリーに対する打点や更に物理相手に要塞化できるラスターカノンを採用。ダイスチルとボディプレスの噛み合いも良く+3ボディプレスはとても強力だった。
前述したがザシアン+サンダー+ポリゴン2に対して黒バド、サンダーと組み合わせることで勝率がとても上がりこのポケモンが居たからレート2000を達成することができたと思う。
外したら負けという試合も多い中でマグマストームを何十回と打って1回しか外さず当て続けてくれたので本当に感謝している。
マリルリ
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:191(124)-112(252)-102(12)-x-103(20)-83(100)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:アクアブレイク/戯れつく/瓦割り/穴を掘る
H:定数ダメージ最小
A:火力を出したいので特化
BD:DL調整
S:12振りオーロンゲ抜き
・+1ダイアースがHBドヒドイデに62.5%の乱数1発(ダイナックル+ダイアースで倒せる)
・臆病カイオーガのダイサンダー+EFダイサンダー確定耐え
・ジオコン無しのゼルネアスのダイフェアリー2耐え程度
イベルタル、カイオーガ、ゼルネアスに対する対抗策としてマリルリを採用。持ち物は特殊耐久を上げる為、突撃チョッキを持たせた。努力値は火力を最大限に出すためAは特化、Sはポリゴン2とオーロンゲの上から行動したかったので上記の調整とし、余りを耐久に回した。技構成はアクアブレイク、戯れつく、壁オーロンゲ+ゼルネアス展開をさせないための瓦割り、ドヒドイデに対しての打点として穴を掘るを採用した。
ダイアースは全くケアされることがなくイベルタル+ドヒドイデの並びに対して初手イベルタル→ドヒドイデに引いてくる事が多かった為、ダイナックル→ダイアースでドヒドイデを確定で落とす展開になればその試合は勝てた。一方でトーチカで様子を見られてダイマックスターンを枯らされた場合はかなり辛くなる。毎回引かないでー!トーチカやめてー!ってお祈りしてたが大体は自己再生か黒い霧を選択してくる相手がほとんどだったので助かった。アクアジェットが無いことで落とした試合もあったがドヒドイデで止まらないことが重要であると思うし、相手がアクアジェットを警戒して引いてきたりしてくれることで拾った試合も何度かあった。
構築単位で重かった壁+ゼルネアスやカイオーガ軸に対して安定して打ち合えるマリルリはとても頼もしかった。
ウーラオス(一撃の型)
性格:陽気
特性:不可視の拳
実数値:175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)
持ち物:気合の襷
技構成:暗黒強打/インファイト/不意打ち/カウンター⇔挑発
普通の襷ウーラオス。性格は最初は火力を出すため意地っ張りだったが構築単位で重いミミッキュに対して確実に上を取るため陽気で採用した。技構成は暗黒強打、インファイト、不意打ちは確定で残り1枠はカウンターと挑発を入れ替えていた。カウンターにすると相手の物理ダイジェッターに対しての切り返し性能が上がり、挑発にするとポリゴン2+ドヒドイデやジガルデのような受け寄りのポケモンに対して強くなれる。カウンターが、挑発があれば勝てたという試合も多くあり最終盤まで迷ったが最終的にはカウンターを使っていた。本当ならどちらも採用したい。
黒バドをメタモンにコピーされた後の切り返しがこのポケモンしかできなかったり、ダイマックスターン枯らし、カウンターによる切り返しをしたり、日食ネクロズマ構築、ミミッキュに対しても役割を持つことができ、構築記事を書く際に文章にまとめると、ウーラオスの仕事量が多すぎて過労させていたのに気づいた。それでも頑張ってくれたウーラオスありがとう!
【主な伝説に対する基本選出】
→ ++ 初手黒バドから展開していく。ザシアンポリ2にはヒードランを受けだす動きを。カイリュー入りにはを出すことも。
→ ++ マリルリウーラオス読みでサンダーが来ることも多いがチョッキオーガも初手出しされるので難しい。
→ ++ 初手イベルタル→ドヒドイデ引きが多いので初手マリルリでダイナックル→ダイアースの動きを意識する。
→ ororor 日ネクを出さずにミミッキュウーラオスエースバーンなどを出してくることも多いので黒バドを出さない選択も。
→ +2匹 バンギやポリ2、悪ウーラオス、メタモンなどが取り巻きに多いので相手の構築を見ながら対応していく。
→ ++or ロンゲ+ゼルネは初手マリルリで壁を破壊しつつ裏と対面する。メタモンにコピーされる恐れがある場合にはウーラオスを選出する。
→ ++or 黒バド読みでバンギがくるので初手ヒードランを投げ削り黒バドの一貫を作ることを意識していた。
→ ++or ホウオウ初手が多いので初手ランドロスで展開していくが、ホウオウが突っ張ってくるか引くか相手依存なので難しい。
→ ++or 初手黒バドやウーラオスで展開していきダイマックスはマリルリに残す動きを意識していた。
※基本選出なので相手の構築を見て臨機応変に選出を決めてください。
【重い構築・ポケモン】
・イベルタル軸 不利相性なので当たり前だがマリルリが通らなければ負ける。
・ジガルデ軸 ウーラオスの挑発が無かったり麻痺確率によってかなり厳しくなる。
・ミミッキュ 黒バドのダイサイコで先制技を防いだり襷ウーラオスで削ったり立ち回りで頑張っていた。
・襷エースバーン カウンターやダストシュートもあり構築単位で重い。
・悪ウーラオス 鉢巻で黒バドに突っ張ってくる+サンダー交代読みのストーンエッジ急所でワンパンしてくるの本当にやめてください。
・チョッキカイオーガ 硬すぎて黒バド余裕で負けます。
・歌うラッキー 運ゲーすぎる。終盤は当たらなかったので良かった。
【レンタルパーティ】
※レンタルパーティですが以前のものはマリルリのレギュレーションマークが付けられておらず使用出来なかったので作成し直しました。
どの構築にもある程度対応できる構築が作れたと思うので良ければ使ってみてください!
【結果】
TN:みんらい 最終R2003-126位
【さいごに】
今期はS22以来、また竜王戦ルールでは初めてレート2000を達成することができました。
この数ヶ月は構築も良いものが思い浮かばなかったり、竜王戦ルールに苦手意識はなく好きなのに全然勝てなかったりと少し苦しい時期もありましたが自分なりに納得のいく結果を出せてとても嬉しいです。
次シーズンで2回目の竜王戦環境も終わるので精一杯楽しんでいきたいと思います。
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(シリーズ12は禁止伝説級2匹まで使用可能らしいです、、伝説環境は終わらない、、?)
ここまで見て下さった方、ありがとうございました。
※追記
僕のYouTube channelです!
配信等頑張ってやっていきますので見に来てくれると嬉しいです!
その他、何かあればTwitterのDM等で質問して頂ければと思います。