【はじめに】
みなさんこんにちは。みんらいです。
S3は最終順位はあまり良くありませんがR2100は達成できたので構築記事を書きました。
最後まで見て頂けると嬉しいです!
【構築経緯】
S3は新シリーズとなりパラドックスポケモンが使用可能になるということで、せっかくならパラドックスポケモンを使いたいと思い構築を組み始めることに決めた。
構築の種類としては自分の得意とする高速高火力アタッカー+クッションかつ対面操作のできるポケモンを採用し綺麗なサイクルを回せるような構築を作りたいと考えた。
①序盤、色々なパラドックスポケモンを試していた中で高速高火力で性能が飛び抜けていると感じた眼鏡ハバタクカミを採用。
②ハバタクカミミラーやテツノツツミ、テツノドクガ等の型判別をしつつ引き先になることができ、対面操作や相手に負荷を掛けていけるチョッキハラバリーを採用。
③ハバタクカミ、ハラバリーとの補完に優れ、両ポケモンが不利を取る幅広い物理受けとしてHBゴツメアーマーガアを採用。
④ハラバリーが不利を取る地面タイプに対して強く、アーマーガアとの補完も取れており綺麗なサイクルを回せるポケモンを探していたところイルカマンがこれに該当した為、試運転してみた結果使用感が良く採用を決めた。
持ち物は相手のハバタクカミ等の上から行動できる拘りスカーフを持たせた。
⑤ここまででキョジオーン対策が甘かったことや、シーズン序盤〜中盤にかけて流行りその後も一定数存在したクエスパトラ展開に強く出ることのできるポケモンとしてHD隠密マントラウドボーンを採用。
⑥最後の枠は悩んだが、パラドックスポケモンをもう1匹採用したいと考えておりボックスを眺めていたところ、トドロクツキがサイクル加入しつつ相手に圧力を掛けることができ、テラスタルを先に使わせつつ有利な展開を作っていけるのでは無いかと思い採用した。構築に崩しの要素が少なかった為、鉢巻を持たせて運用することに決めた。
※この並びで20日あたりまで潜っていたが、イルカマンが流行り対策され動かしにくくなってきた為、改良することにした。
⑦イルカマンから変更するにあたって相手の地面タイプには強くなければならなかったので、拘り鉢巻を持たせたセグレイブを採用して地面タイプに対する対策と崩しの要素を両立させることにした。
⑧セグレイブに拘り鉢巻を持たせたことや、元々ハバタクカミやテツノツツミに上から縛られる展開を考えると選出率自体が低かった為、トドロクツキの持ち物を拘りスカーフに変更した結果、使用感がとても良かった為採用。構築が完成した。
【コンセプト】
・サイクルの中で有利対面を作り、トドロクツキ、ハバタクカミ、セグレイブを通していく。
【個体紹介】
ハバタクカミ
テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
特性:古代活性
実数値:131(4)-x-91-187(252)-155-205(252)
持ち物:拘り眼鏡
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック/マジカルフレイム
調整意図
C:火力重視で振り切り
S:ミラー意識で最速
H:余り
今期の軸として選んだ相棒。技構成は一致技のムーンフォース、シャドーボール、ドオーやテツノドクガに打つサイコショック、ジバコイルやサザンドラを誤魔化すことのできるマジカルフレイムとしたが、滅びの歌等他にも優秀な技は多いのでサイコショックとマジカルフレイムの枠は好みで変えて良いと思う。
拘り眼鏡を持たせテラスタイプをフェアリーにすることでとてつもない火力を出すことができる。
耐久はないので後述するアーマーガアやハラバリーのトンボルチェン等でサイクルを回しつつハバタクカミを安全着地させて一貫を作っていくことを心掛けた。
ミラー意識の耐久調整をすることも考えたが、火力を削らなければならなかったりミラーでの急所負け、上からムーンフォースを打たれてCダウンしたりと余り意味がなかったので出来るだけ同速勝負にならないよう気をつけたがやはり起きた際はつまらない試合になっていたので今後は修正したい。
流石にトップメタなのでアーマーガアやヘイラッシャが鋼打点を持っている個体も増えたので今後はより気をつけていく必要があると思う。
有利対面を作った際の制圧力はとてつもなくエースとしての強さを見せてくれてこのポケモンを軸にして良かったと思う。
アーマーガア
テラスタイプ:格闘
性格:腕白
特性:ミラーアーマー
実数値:205(252)-107-172(252)-x-106(4)-87
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ボディプレス/鉄壁/蜻蛉返り/羽休め
調整意図
HB:物理受けの為特化
D:余り
幅広い物理受けとして信頼しているHBのゴツゴツメットを持たせたアーマーガアを前期に続いて採用。技構成はアイアンヘッドや挑発などいくつか試したが、結局はこの技構成が1番使いやすかった。テラスタイプも前記と変更なくボディプレスの火力を上げるためと、セグレイブやドドゲザン等を意識して氷、地面、電気、悪を等倍以下に抑えれる為の格闘。蜻蛉返りがやはり優秀でエースポケモンを安全着地させることができる技として構築にとても噛み合った強い技だった。
しかし終盤、電気セグレイブの爆増に伴いかなり動きにくくなったし、初手対面から交代一点読みのテラバーストを撃たれたりと散々だった。アーマーガアから崩されて負ける試合も少なくはなかったので終盤勝ちきれなかった要因はこの枠の考察不足だと思う。しかしアーマーガアでなければ出来ない立ち回りは多かったので構築から抜くことができなかった。苦しい環境だったがよく頑張ってくれた。
ハラバリー
テラスタイプ:水
性格:控えめ
特性:電気に変える
実数値:207(180)-x-114(20)-143(52)-132(228)-69(28)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:パラボラチャージ/濁流/アシッドボム/ボルトチェンジ
調整意図
H:16n-1
C:11n-1
D:11n-1
S:4振りカバルドン抜き
B:余り
アーマーガアと補完の取れた幅広い特殊受けとして突撃チョッキを持たせたハラバリーを採用。
テツノツツミやテツノドクガ、サーフゴーやウォッシュロトム、ジバコイル等様々なポケモンに強い。
技構成はパラボラチャージ、ボルトチェンジは確定で、地面タイプへの交代際に負荷を掛けることのできる濁流、耐久してくる相手に対して有効となるアシッドボムとした。
テラスタイプを水にすることでテツノドクガ等の炎技を半減にすることができたり、テンポを握られると構築が崩壊するイルカマンに対して対面でテラスタルを切り攻撃を耐えて倒し切ることができる。
努力値調整は効率の良い綺麗な数字で揃えただけで特に意識した相手はいないが、Sは4振りカバルドンを抜くよう調整することで交代読みで濁流→水テラス濁流でHBでもHDでも一応突破することができる。
HDに振り切らないと眼鏡ハバタクカミのムーンフォースで2確を取られてしまうので一度振り切って試してみたが火力が無さすぎて困ることの方が多く、この調整に落ち着いた。
中盤あたりまでは地面タイプが構築に入っていない構築もかなりあった為かなり動かしやすかったがさすがに終盤は増えて少し窮屈な立ち回りをしなければならないこともあった。逆にハラバリーで地面を誘って他を通していく選出をすることで勝率を上げることができたのでそれも意識していきたい。
見た目も可愛くて使ってて楽しいポケモンだったのでとても愛着が湧いた。頼もしい背中を見せてくれてありがとう。
ラウドボーン
テラスタイプ:水
性格:穏やか
特性:天然
実数値:211(252)-x-126(44)-130-134(212)-86
持ち物:隠密マント
技構成:フレアソング/シャドーボール/身代わり/怠ける
調整意図
HB:H4振りキョジオーンの塩漬けを身代わりが確定耐え
HD:特殊受けの為出来るだけ高く
環境初期〜中盤辺りに流行ったクエスパトラ→サーフゴーやコノヨザルのバトン構築に対しての対策や、隙を見せると一瞬で試合が終わってしまうキョジオーンへの対策として隠密マントを持たせたHDラウドボーンを採用。技構成はフレアソングは確定で、ドラパルトやハバタクカミなどのゴーストタイプへの打点となるシャドーボール、身代わり、怠ける。
少しBに努力値を割くことで身代わりが塩漬けを耐えるようになり、キョジオーンを完全に起点にすることができる。
テラスタイプを水にすることにより、サーフゴー、ハバタクカミ等の弱点を突いてくる相手に対しても余裕を持って受けることができる。
またテツノツツミ等の水技に対してテラスタルを合わせることでラウドボーン単体でも突破することが可能になる。
水タイプに変わることによってヘイラッシャやドオーの攻撃も身代わりが耐えることになるので数的有利を取った後、突破はできない場合でもラウドボーンでTODをすることも意識して立ち回った。
ラウドボーンを見てウルガモスやテツノドクガを投げてくる場合は眼鏡や岩テラス等打点を持っている場合なので、安易な受け出しをしないことや相手のテラスタルにこちらも合わせるような動きをしていく必要がある。
このポケモンは相手視点で見えにくい勝ち筋を掴むことができる要素が多く、刺さっている試合は大活躍してくれた。
セグレイブ
テラスタイプ:氷
性格:意地っ張り
特性:熱交換
実数値:207(132)-216(252)-112-x-106-123(124)
持ち物:拘り鉢巻
技構成:巨剣突撃/氷柱落とし/地震/氷の礫
調整意図
H:16n-1
A:火力重視で特化
S準速キノガッサ抜き
構築単位で重い相手の地面枠に強く、受け寄りの構築に対しての崩し枠としてセグレイブを採用。技構成は巨剣突撃、安定火力と怯みの上振れも狙える氷柱落とし、ジバコイル等に打つ地震、氷の礫。
テラスタイプを氷にすることでハバタクカミやドラパルト、トドロクツキを氷の礫で一撃で仕留めることができるのが強い。
拘り鉢巻を持たせることでブラッキーやヘイラッシャ等の物理受けも2発で倒すことができる。
努力値は何を意識をしているわけではないが少し耐久に振ることでギリギリ相手の攻撃を耐えて勝つ試合もそこそこあった。素早さも準速キノガッサを抜く程度で良いと思っていたが、当たるキノガッサに全て上を取られていたし氷柱針ではないことにより不安定な立ち回りになってしまったが鉢巻なら氷柱落としの方が強いと考え技変更はしなかった。
最終日付近で急遽入れた枠なので考察は足りていないが、そもそもの種族値が優秀すぎるため雑に殴っているだけで強かったしこのポケモンはどんな型でも構築に入れ得なのではないかと感じた。来期以降も考察して強く使っていけたら良いと思う。
トドロクツキ
テラスタイプ:鋼
性格:意地っ張り
特性:古代活性
実数値:181(4)-210(252)-91-x-121-171(252)
持ち物:拘りスカーフ
調整意図
A:火力重視で特化
H:余り
以前からずっと使いたかったが中々強い運用方法が思いつかなかった為採用を見送っていたが、構築の最後に綺麗に入ってきたポケモン。
アイアンヘッド、逆鱗、地震、蜻蛉返りという技構成で、テラスタイプを鋼にすることでドラゴンミラー、フェアリーに対して強くなったり、カイリューやセグレイブの神速、氷の礫に対しても耐性が付き、タイプ一致のアイアンヘッドは安定した打点となる。蜻蛉返りを覚える点が優秀で、拘りスカーフを持たせることで本来苦手なハバタクカミやテツノブジンの上から襷を削りつつ行動することができたり、初手出しからの様子見がしやすくなった。物理耐久は無いが特殊耐久はそこそこあるので、眼鏡ドクガの技を一回は受けつつ誤魔化しながらサイクルを回す立ち回りもできたりと優秀な点は多い。
しかしまだ環境が煮詰まっていないこともあり、初手のセグレイブ対面で電気テラバーストを撃たれるなど結構な頻度舐められた行動をされた。もう少し自分と相手がポケモンに対する認識が一致すれば納得のいく動きができるのではないかと思う。ポテンシャルはかなり高いと思うので今後も強い運用方法を考えていきたい。
【選出】
ハバタクカミorトドロクツキ初手+アーマーガア+ハラバリー等
クエスパトラ入り→ラウドボーン初手+@2等
カバルドン入り→セグレイブ初手+@2等
受け系統→セグレイブ+ハバタクカミ+@1等
※基本選出はありません。この構築を使って頂く際はサイクル構築なので相手を見ながら柔軟に対応していって下さい。
【重いポケモン・構築】
テツノブジン
スナノケガワ
デカヌチャン
受けループ(蜻蛉返り等でクレベースに削りを入れてセグレイブの巨剣突撃2確定圏内まで押し込んでクレベースから崩していく意識で立ち回っていた。)
【結果】
TN:スカーレット 最終R2107-231位
【レンタルパーティ】
※構築に関して質問等あればTwitterのDMをして頂ければ回答しますので気軽に送って下さい。
【さいごに】
S3は最終日付近、仕事が忙しく疲れで考察や対戦数が稼げなかったり集中力が無く最後に詰めきれないまま終わってしまった為、不完全燃焼感があります。
最終レートはぎりぎり2100に乗せることができましたが順位の方は231位と微妙な結果に終わってしまいました。
まだ完成形では無いこの構築ですが、自身の状態が良ければ2桁は目指せたと思っていますし、もう少し考察できれば更に上を目指せるポテンシャルはあると思います。
3月も月末に予定がありほぼランクマに潜ることができないので最終高順位を狙うのは厳しいと思いますが、その代わりに何か目標を立てて潜ろうと考えました。
自分は毎回最終日3桁からスタートして最終2桁に乗せて終わりということが続いており、もう1ランク上を目指すために意識を上げる必要があると思っているので、S4は順位やレートを気にせずに序盤から1桁、2桁で臆さず潜り続ける練習をしていきたいと思います。これができるようになればS5以降に必ず活かせるようになると思うので頑張りたいと思います。
配信等も頑張ってやっていきたいと思うので見に来て頂けると嬉しいです!
ここまで見て下さった方、ありがとうございました。
※追記
僕のYouTube channelです!
配信等頑張ってやっていきますので見に来てくれると嬉しいです!
その他、何かあればTwitterのDM等で質問して頂ければと思います。