【S18使用構築】最終R2120-85位 スカーフミライドン軸ハドロンサイクル

【目次】

 

【はじめに】

みなさんこんにちは!みんらいです。

今期は新レギュレーションとなりましたが禁止伝説環境でも最終2桁順位を達成する事ができたので構築記事を書きました!

最後まで読んで頂けると嬉しいです。

 

 

【構築経緯】

S18は新環境となり禁止伝説を1匹使用可能となった。

まずはどの禁止伝説ポケモンを軸にするか悩んでいたが、今作で新たに追加されたミライドン、コライドンを使ってみたかった為、序盤はこの2匹からサイクル構築を組んで環境調査を含め対戦数を稼ぐことにした。

その中で使用感の良かったミライドンを軸に最終日に向けて構築作りと練度を高めていく方針とした。

 

①上記の経緯で禁止伝説枠はミライドンを採用。

持ち物はチョッキ型とスカーフ型を試していたが、初手に出しやすく相手に圧力を掛けラスタル等の様子見をしながらボルトチェンジによる対面操作でクッション枠に繋ぎ有利に試合を進めていくことができるスカーフ型の使用感が良く、最終的にスカーフミライドンから構築を組む事を決めた。

 

②次にミライドンが展開するエレキフィールドによる防御上昇により禁止伝説使用率1位のコライドンや、ミライドンが苦手とするパオジアン、白馬バドレックスやその他幅広い物理に対しての受け先となり対面操作をすることができるHBベースのテツノカイナを採用。

 

③次に上記2匹に一貫する地面技を無効にでき相性補完が良くミラーや黒馬バドレックス、ハバタクカミやガチグマ等のミライドンが苦手とする特殊に対しての受け先となりこちらも対面操作をすることができるHDベースのチョッキ霊獣ランドロスを採用。

 

④次にミライドンが苦手とするディンルー等のステルスロック展開を阻害することができ、主にカイオーガに対する受け先となり上記のランドロスと合わせて黒馬バドレックスにも更に強く動くことができるHDベースのチオンジェンを採用。

 

⑤次にミライドンと並ぶ物理の攻め駒が欲しかった事や、受け寄りの構築に対しての回答が欲しかった為、ミライドンが苦手とするディンルーやドオー、カバルドン等の地面枠やゴリランダーにも強く受け破壊性能が凄まじい高速高火力物理アタッカーとして鉢巻パオジアンを採用。

 

⑥最後に上記5匹ではザシアンに対する対策が甘く、また中盤以降数を増やした鉢カイリュー等高火力のドラゴン、フェアリー技が一貫しており受け先がいなかった事や、重かったグライオンや受けループへの回答として挑発持ちのHBゴツメアーマーガアを採用して構築が完成した。

 

 

 

【各ポケモンの役割】

ミライドン-高速高火力特殊アタッカー

パオジアン-高速高火力物理アタッカー

ランドロス・チオンジェン-特殊受け

アーマーガア・テツノカイナ-物理受け

 

 

【コンセプト】

・スカーフミライドンの圧力で相手にテラスタルを先に切らせつつ対面操作によって様子見をしながら有利に試合を進めていく。

・物理、特殊受けのクッション枠の対面操作技から高速高火力アタッカーを通していく。

・受け寄りの構築には高火力アタッカーで迅速に処理を行い数的有利を取って逃げ切る。

 

 

【個体紹介】

ミライドン

テラスタイプ:

性格:控えめ

特性:ハドロンエンジン

実数値:175-x-123(20)-205(252)-135-185(236)

持ち物:拘りスカーフ

技構成:イナズマドライブ/流星群/テラバースト/ボルトチェンジ

 

-調整意図-

C:火力重視で特化

S:+1最速テツノブジン抜き+ミラーや同族のスカーフ判定をする目的

B:余り振り

 

-ダメージ計算-

・EFイナズマドライブ

H131-D155ハバタクカミが乱数1発(87.5%)

H175-D121黒馬バドレックスが乱数1発(68.75%)

 

・EF流星群

H175-D121コライドンが等倍テラス後乱数1発(68.75%)

H167-D120カイリューがマルチスケイル込みで確定1発(100.6%)

 

・EFテラバースト

H197-D120カイリューがマルチスケイル込みで確定1発(104.6%~)

H231-D132チョッキディンルーが確定3発程度

 

今期の禁止伝説枠は特殊高速高火力アタッカーとしてミライドンを採用。

構築経緯で先述したが拘りスカーフを持たせる事でどの相手に対しても上から行動する事ができる為、基本的に初手に出し相手に圧力をかけながら主にボルトチェンジによる対面操作を行い試合を展開していく。

テラスタイプは氷で技構成はイナズマドライブ、流星群、テラバースト、ボルトチェンジ。

技構成は序盤は初手対面の地面引きに対してアドバンテージを取ることができる蜻蛉返りを採用した型で運用していたが、相手視点も交代際に龍技や蜻蛉で展開を取られることを嫌い初手対面ではボルトチェンジが通る場面が多かった為、もし地面引きをされてボルトチェンジを透かされたとしても裏に確実に引き先を用意する事で対応した。

テラスタイプは一致火力上昇で黒馬バドレックスやハバタクカミ等を確実に一撃で倒す事のできる電気テラスタルで採用していたが火力に関しては十分足りていた事や、地面組やカイリュー、ゴリランダーへの打点として打ちたい場面が多かった為、氷ラスタルに変更した。これにより電気龍技の無効化される場面での中間択となったり見え透いた地面引き等に対して打つ事で試合を有利に運ぶことができる場面が増えた。

他のテラスタルの候補としては水、フェアリー等が挙げられる。

水の良い点はザシアン軸(ザシアン+暁ガチグマ)や白馬バドレックス軸(白馬バドレックス+暁ガチグマ)に択にならず一貫して打てる事だが逆に悪い点はミラーに弱くなりすぎる事。一度は使ってみたが個人的には氷の方が使い勝手が良かった。

フェアリーに関しては実際に使ってはいないがミラーで押される技は大体流星群なので無効化しながらこちらが展開を取っていけたり、ウーラオス+ディンルーのような択の場合に一貫して押せる事は強みだと思うので構築によって採用するのも良いと思う。

努力値配分は序盤はパオジアンの鉢巻氷テラス礫を耐えるまで降っていたが生きる場面もなく自分のエレキフィールドによってブーストテツノドクガやテツノブジンに上を取られる事があった為、ミラーでスカーフ判定しつつこれらを抜けるようS185としたが、同族のスカーフミラーで最低でも同速以上の勝負をしたい場合は準速以上、その他役割対象がいる場合は好みで調整しても良いと思う。

特性のハドロンエンジンによって後述するテツノカイナのクォークチャージによる防御上昇の補助ができたり、基本的にエレキフィールド下で試合が進んでいく為あまり気にしては居なかったが今まで構築を組む際に重くなりがちだったカバルドンやモロバレル等の催眠系の無効化、フェイタルクロー眠りによる運負けを自然と減らす事ができていたのも偉かった。

ミライドンは不意の地面テラスタルに展開を取られる場面が少なくはないが、相手の構築に地面タイプが入っておらず明らかにミライドン対策が甘そうな場合に初手に出てくる黒馬バドレックスやハバタクカミ、オオニューラやその他怪しいと感じられる対面では一貫する氷テラバーストを選択する時もあった。

ミライドンを使っていると龍電気の一貫性の無い一致技を多く打つことになる上に拘っている為、特にテラスタルや居座り、引きの択が試合開始からほぼ毎ターン発生して技選択が難しすぎた。また、拘り一点読みの行動をされる場面もとても多く辛い立ち回りを強いられていた。

1シーズン目ということもあり相互の認識が一致していない為特に起こる事なのかもしれないが、同じ対面でも相手によって取ってくる行動が違いすぎてこちらも何が正解なのか掴めないまま最終日を終えてしまったし再現性のある行動が出来るかが今後の課題だと思う。

終盤にスカーフ黒馬バドレックスが増えたのも少し辛かった。型がわからない状態では詰め方がイメージできずに負ける試合も多かったので対策を考えないといけないと思う。

ミライドンの強さが認知され環境的にかなりメタを張られる対象となっていたがそれでもそれを乗り越えるスペックがこのポケモンにはあったし禁止伝説枠にミライドンを選んでよかったと思う。

 

 

パオジアン

テラスタイプ:

性格:意地っ張り

特性:災いの剣

実数値:155-189(252)-100-x-86(4)-187(252)

持ち物:拘り鉢巻

技構成:氷柱落とし/嚙み砕く/聖なる剣/氷の礫

 

-調整意図-

AS:振り切り

D:特化暁ガチグマの真空波の乱数が変わる為(75.0%→62.5%)端数振り

 

-ダメージ計算-

・氷柱落とし

H213-B110ホウオウが確定1発(104.3%~)

 

・聖なる剣

H202-B259クレベースが乱数2発(98.43%)

 

・氷の礫

H175-B135コライドンが乱数1発(87.5%)

H191-B120ミライドンが確定1発(100.6%~)(これくらいの耐久振りスカーフなら確定1発が取れる程度)

H131-B75ハバタクカミが確定1発(116.1%~)

 

高速高火力の物理アタッカーとしてパオジアンを採用。

主にミライドンや後述するクッション枠からの対面操作から安全着地させて高火力技で相手のサイクルを崩壊させたり受け破壊の役割を担う。

技構成は一致技の氷柱落とし、噛み砕く、氷の礫。聖なる剣はテラパゴスやノーマルテラスのルギア等への強力な打点として採用。また、対受けループ等ででクレベースへ交代してくる際に打つ事で超高乱数2発で沈めることができるのがとても偉い。

テラスタイプはHBホウオウとヘイラッシャ交代に一貫して沈めることのできる電気で採用していたが、中盤以降はミライドンと電気パオジアンの両方をケアできる電気テラスチョッキホウオウが流行り通らなくなった為、これをテラス鉢巻氷柱落としで一撃で倒せるよう氷テラスタルに変更した。

ホウオウ構築は基本的にホウオウから展開してくる。HBホウオウだと耐えられて返り討ちにあうが、相手の構築を見てミライドン対策にドオーやディンルーが入っている場合はホウオウはHB、それ以外で明らかにミライドンをホウオウで見ていると思われるものは電気テラスor草テラスチョッキというように見極めてパオジアンで初手から氷テラス氷柱落としを打つように決めて行動していた。

 

①相手がチョッキホウオウと思われる場合

初手パオジアン-ホウオウ対面→氷テラス鉢巻氷柱落とし-ホウオウ電気テラスタル→一撃で倒す→裏のヘイラッシャ等は後述のアーマーガアで見ながら削りやTOD等で勝つ

 

②相手がHBホウオウと思われる場合

相手はホウオウ-ヘイラッシャ-ドオーのような選出が多い。初手パオジアン-ホウオウ対面→ミライドン交代-ホウオウ聖なる炎(相手の聖なる炎のダメージで判別)→相手テラスタルorドオー交代→こちらは吊り交換やアーマーガアをクッションにパオジアンを再展開等で上手く立ち回りパオジアンかミライドンの一貫を作っていく。

 

HBホウオウだと少し立ち回りが難しくなるが、数を減らしていた事もあり当たった場合はプレイングでカバーする。

氷テラスタルの良さは他にもあり、ダメージ計算にも記載している通り初手のスカーフミライドンやコライドン、ハバタクカミを択にならないテラス氷の礫で一撃で倒せる超火力が優秀だった。

パオジアンは見た目も性能も1番好きなポケモンで毎シーズン構築に入ってくるが今期もパオジアンと共に2桁順位に残る事ができて良かった。

 

 

霊獣ランドロス

テラスタイプ:

性格:意地っ張り

特性:威嚇

実数値:191(212)-188(44)-110-x-132(252)-111

持ち物:突撃チョッキ

技構成:地震/瓦割り/噛み砕く/蜻蛉返り

 

-調整意図-

H:16n-1

D:特殊受けの為振り切り

A:端数

 

-ダメージ計算-

地震

H131-B75ハバタクカミが確定1発(108.4%~)

 

・噛み砕く

H175-B100黒馬バドレックスが確定1発(130.3%~)

 

C217黒馬バドレックスのアストラルビットを確定2耐え

C187眼鏡ハバタクカミのムーンフォースを確定2耐え

C205ミライドンのEF流星群+ -2流星群を確定耐え

C205暁ガチグマのブラッドムーン+ハイパーボイス+真空波を確定耐え

 

主にミライドン、黒馬バドレックス、ハバタクカミ、ガチグマ等に対するクッションから対面操作のできる特殊受けとして突撃チョッキを持たせた霊獣ランドロスを採用。

技構成は一致技の地震、対面操作のできる蜻蛉返りは確定で、黒馬バドレックスに奇襲できる噛み砕く、瓦割りは中盤以降増加した壁オーロンゲ+エレキシードミライドンやその他壁系統の構築に勝てるよう採用した。

テラスタイプは黒馬バドレックス意識で霊技を無効化できるノーマル、霊超両方に耐性が付きゴーストテラスしてくる黒馬バドレックスも一撃で倒せる悪等も試してみたがあまり生きる場面はなく、最終的にはコライドン、ハバタクカミ、パオジアン等を誤魔化しながら処理や対面操作ができる炎テラスタルを採用した。

突撃チョッキを持たせた特殊受けとは言っても役割対象の火力が凄まじく何度も受け出せる訳ではないので安易に受け出すのではなく試合の中盤以降のクッション枠になるという意識で丁寧に扱っていくよう心掛けた。

黒馬バドレックスに奇襲として打つ噛み砕くは受け出しからだと相手も割と警戒して引かれたりする為、通せそうな場面で確実に打つことが重要。

ミライドン対面では氷テラバーストを撃たれて倒されることも多いがその場合はこちらのミライドンを通していく展開をイメージできていたので分かりきった氷テラスを逆に利用することもあった。

霊獣ランドロスを使っていると毎回思う事だが、優秀な耐性と特性によりサイクルの補助ができる点がとても偉く、多くの試合で威嚇によるサポートが後続に生きる場面があった。

霊獣ランドロスも性能が好みでよく構築に入ってくるが今期も本当に頑張ってくれた。

 

 

チオンジェン

テラスタイプ:

性格:慎重

特性:災いのお札

実数値:192(252)-105-128(60)-x-198(196)-90

持ち物:食べ残し

技構成:イカサマ/テラバースト/カタストロフィ/宿木の種

 

-調整意図-

H:16n

D:11nで特殊受けの為できるだけ高く

B:物理方面にも役割を持てるよう余り振り

 

-ダメージ計算-

物理毒テラバースト

H131-B75ハバタクカミが乱数2発(95.31%)

H175-B100妖テラス黒馬バドレックスが確定2発

H175-B110妖テラスカイオーガが乱数2発(99.6%)

 

C205暁ガチグマのブラッドムーン+ハイパーボイスを余裕をもって耐える程度

C202カイオーガの雨下潮吹きを残飯込み98.83%で2耐え

 

先述したランドロスとの選択で選出できる特殊受けとしてHDベースのチオンジェンを採用。

持ち物は食べ残しでテラスタイプは構築に毒菱回収枠が居なかった事や、後述する役割対象に毒テラバーストを打つために毒テラスタルを採用した。

技構成はイカサマ、宿木の種は確定で、毒テラバーストは物理媒体でフェアリーテラスをしてくる黒馬バドレックス、ルナアーラカイオーガへの打点となる。またムーンフォースを半減にしながら耐久無振りのハバタクカミを2発で倒すこともできる。最後の枠は元々守るだったがディンルーに対して迅速に削りを入れたり交代先に負荷を掛けミライドンの一貫を作りやすくできるカタストロフィに変更した。守るも安定して強いし、ギガドレインが欲しい場面も少なくはなかったのでこれらが採用候補になると思う。

主にカイオーガや黒馬バドレックス受けとしての役割を持つ。その他ミライドンが苦手とするディンルーにも強く、宿木の種によってステルスロック+吹き飛ばし展開を阻害できる。

また急にマッチングすると無対策だと崩壊させられるキョジオーンに自然と強い点も偉かった。

ルナアーラ軸は基本的にオオニューラ等の毒菱巻きと組まれている事が多いのでチオンジェンに毒が入らないよう早めに毒テラスタルを切るよう心掛けた。

おそらく選出率は6匹の中では1番低かったと思うが、ミライドンや取り巻きとの補完も良くチオンジェンにしかできない事も多かった為採用して正解だったと思う。

 

 

アーマーガア

テラスタイプ:

性格:腕白

特性:プレッシャー

実数値:205(252)-107-172(252)-x-106(4)-87

持ち物:ゴツゴツメット

技構成:ボディプレス/蜻蛉返り/挑発/羽休め

 

-調整意図-

HB:物理受けの為振り切り

D:端数

 

-ダメージ計算-

A200水ウーラオスの水流連打・インファイトを確定2耐え

A189パオジアンの氷柱落としを確定2耐え

A202ザシアンの+1巨獣斬+ワイルドボルトを確定耐え

A204カイリューの鉢巻逆鱗を92.44%で3耐え

A211原種ガチグマの根性空元気を確定2耐え

 

主に構築全体で重かったザシアンとカイリューに対する受け先になり、グライオンやヘイラッシャ等の受け対策としてHBでゴツゴツメットを持たせたアーマーガアを採用した。後述のテツノカイナと選択で物理受けとして選出をする。

高火力の龍妖技の一貫を切る事ができたり、ミライドンが苦手とするディンルー、ドオー、ゴリランダーに強い点など構築の足りない部分に欲しい要素が全て揃っている。

テラスタイプはコライドンやパオジアンの他に水ウーラオスに対するクッションとしても役割を持たせたかったので水テラスタルで採用した。

技構成はHB特化の為そこそこの威力が出せて両ガチグマやディンルー、テラパゴスに対する打点になるボディプレス、対面操作のできる蜻蛉返り、回復ソースの羽休め、最後の枠は挑発を採用した。

特性のプレッシャーと挑発がとても偉く、受け系統に強くなる事以外にもルナアーラやルギア、特に積むテラパゴスは展開されると止まらなくなるが挑発から羽連打で基本1ウェポンしかないテラクラスターのPPを枯らせて無力化できる点も強かった。宿木型の白馬バドレックス軸との再戦時には選出すると強く立ち回れる。

対受けループでは処理が面倒なヘイラッシャに対しても地割れを4回打たせ切ることで運負けを無くしながらゴツメダメージを稼ぎ物理アタッカーの一貫を作る事ができた。

また中盤以降増えた水ウーラオスはパンチグローブ個体が全くいなかった為ゴツゴツメットの削りがとても有効に働いた。

ただ扱いはとても難しく、特に黒馬バドレックス軸に対して物理に受け出した際に羽休めのターンに不利対面を作られ黒馬バドレックスを自由に動かせてしまい負ける試合が多かったり、パオジアン、ザシアンに対しても居座り続けると剣の舞の起点になる為、交代を読んで蜻蛉返りを合わせる等繊細な立ち回りが必要だった。

またグライオンが挑発を持っている個体が多く逆に挑発から身代わりをされたりルギアが身代わりサイコノイズ型も一定数いた為、蜻蛉返りで身代わりを割ったターンに高火力アタッカーを着地させて展開していく事を心掛けた。

アーマーガアは見た目もカッコよくて好きなポケモンなので久しぶりに一緒に戦えて嬉しかった。

 

 

テツノカイナ

テラスタイプ:

性格:腕白

特性:クォークチャージ

実数値:241(92)-161(4)-176(252)-63-106(140)-73(20)

持ち物:オボンの実

技構成:ドレインパンチ/地震/ボルトチェンジ/剣の舞

 

-調整意図-

HBD:後述するダメージ計算意識の調整

S:無振り暁ガチグマ抜き

A:端数

 

-ダメージ計算(EF状態)-

A205コライドンの晴下炎テラスフレアドライブをオボンの実込みで確定2耐え

A189パオジアンの氷柱落としをオボンの実込み84.98%で5耐え

C205ミライドンのEF流星群を確定耐え

C176眼鏡テツノツツミの水テラスハイドロポンプを93.75%で耐え

 

主にミライドンが苦手とするパオジアンに対する受け先になり、ミライドンが展開するエレキフィールドの恩恵によりクォークチャージによる防御上昇と合わせて超火力のコライドンや白馬バドレックス、その他幅広い物理と打ち合う事ができる枠としてHBベースのテツノカイナを採用。

技構成は少し異質だがドレインパンチ地震ボルトチェンジ、剣の舞。ボルトチェンジは物理に受け出してからの対面操作技として必須。一致技で場持ちのよくなるドレインパンチ地震は炎テラスタル後のコライドン意識で採用したが、テツノカイナミラーやミライドン、サーフゴーやドオー、キラフロル、ザシアンや電気テラスタル後の白馬バドレックスへの打点となり意識はしてなかったが生きる場面がとても多かった。剣の舞は特にコライドンや白馬バドレックスに居座った際に結局負けた事でその対策として採用したが想定通り打ち勝つ事ができるようになった。

努力値配分はダメージ計算でも先述しているがHB特化にすると晴下炎テラスコライドンのフレアドライブが乱数になりオボンの実を発動できない場面があると良くないと考えていたので特防にも割と振っているがこれがかなり生きる場面が多くミライドンの流星群を一度受けながら行動できる点が偉かった。

Sラインは暁ガチグマ意識でトリックルーム構築では最遅であることが多く、スタンダードな構築に入っているものでもこの環境では素早さに振る余裕はないと考え無振りの暁ガチグマ抜きとしたが、これにより上から動くことができ拾った試合も多くこの調整にして正解だった。

ミライドンの特性とのシナジーがありせっかくならそれを生かしたいという軽い気持ちで採用したテツノカイナだったが予想より遥かに強くディンルーやウーラオスは起点にすらなる程。是非一度ミライドン+テツノカイナを使ってその硬さを体感してみて欲しい。

 

 

【主な各禁止伝説軸に対する選出】

初手++

 

初手+or+ 

構築によって

 

初手+or+or

 

初手or+or

宿木白バド軸との再戦時は

 

初手++or

 

初手++

 

から選択

(初手はor

 

初手++

 

初手++or

 

初手++or

 

から選択

(初手はor

 

から選択

(初手はor

 

 

【重いポケモン・構築】

HBホウオウ

毒菱+ルナアーラ・ルギア・テラパゴス系統

スカーフ黒馬バドレックス

白馬バドレックス軸のトリル構築

エレキシードミライドン

高速移動ザマゼンタ

ディンルー

グライオン

テツノツツミ

 

 

【結果】

TN:畢生皐月 最終R2120-85位

 

TNの由来はUVERworldの曲名[畢生皐月プロローグ]から。

「畢生(ひっせい)」とは、“一生、生涯”の意味。

「皐月」(さつき)は“5月”のこと。

 

現在5月なのでこのTNにしました🐾

自分もGW明けからずっと五月病が治りませんでした😿

 

 

【レンタルパーティ】

※物理・特殊の高火力アタッカー+物理受け+特殊受けのとても綺麗な構築だと思うので是非使って頂けると嬉しいです。

質問等あればDMに送って貰えればと思います。

 

【最終日付近対戦動画】

【S18 最終R2120-85位】最終日付近対戦動画1 畢生皐月ROM - YouTube

【S18 最終R2120-85位】最終日付近対戦動画2 畢生皐月ROM - YouTube

【S18 最終R2120-85位】最終日付近対戦動画3 畢生皐月ROM - YouTube

レンタルパーティを使われたり似たような構築を組まれる方は様々な禁止伝説軸への立ち回りの参考になると思いますので是非見て頂けたらと思います。

 

 

【さいごに】

今期は新レギュレーションとなり、環境が大きく変わりどのような禁止伝説、構築が強く最終盤に流行るのかを1ヶ月間探り続ける難しいシーズンでした。

パワーの高い禁止伝説枠から構築を組んでいく為、他のシリーズと比べてとても組みやすく、また剣盾の頃の禁止伝説環境を戦ってきた事で新環境でもある程度のイメージがつきやすかった事が良かったと思います。

最終2桁程度なので最上位の考え方とはずれている部分はあるかもしれませんが、禁止伝説が使用可能なレギュレーションではやはり軸となる禁止伝説を基本的にどの相手に対しても選出できるかがまず大切な事だと思います。今回採用したスカーフミライドンはどの構築にも選出しやすく、初手で圧力をかけられる為この条件を満たしていました。

SVから対戦を始めて構築の組み方がわからないという方はこれを意識して貰えれば強い構築作りをする上で最初の難関はクリアできると思います。参考になれば嬉しいです。

次にこのシリーズや今までも同じくSVの不満点ですが、最初のシーズンなのにも関わらず予想していたより一撃技採用が多く一発被弾やあり得ない対面で打ってくる事も多々あり最終日もそれにより負ける納得のいかない試合を引きずり立て直すのにとても苦労しました。

一撃技は別に無ければ無いでそれぞれで崩し方を考えられると思うので次世代では修正して欲しいです。電磁波も。おそらく無いですが、、、

文句を言っていても変わらない事も分かっているのでこれらに向き合って勝率を上げる方法を模索していきたいと思います。

しかし前期レギュレーションまでとは違い受けによった構築も増えてサイクルがとてもしやすく自分の理想とする構築・試合ができてとても楽しく1ヶ月間対戦をする事ができました!

S19は上位の構築記事を読んで勉強しながらまた1ヶ月間頑張りたいと思います。

次の禁止伝説は何を使うか迷う🐾

今期も一緒に頑張ったり応援してくれた皆さん、いつも力になっています。ありがとうございました!

 

 

ここまで読んでくださった方、ありがとございました。S18、本当にお疲れ様でした!

 

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